【初音ミクオリジナル曲】ソーシャル・アストロノート【よみぃ+EmoCosine】

初音ミクの曲を作りました。

作詞曲　よみぃ
編曲　EmoCosine　 / emocosine
イラスト　みやも　 / meaowmo

ソーシャル・アストロノート

連れて行って　遠くに見える
鮮やかに輝いた　憂色の惑星へ

いつの日か　呟いていた
あの言葉　記憶の奥を掠る
冷たい景色に　ココロ溶かして
繰り返す　人々の群れを追う

不意に何かが視えなくなって沁みついた架空の存在
それは気にしていたよりも深くの現実を開いた楔で
音が波打つ　抑制を待ち砕け散った意識へと
無数の粒子が混ざり合う彼方で

連れて行って　遠くに見える
鮮やかに輝いた　憂色の惑星へ
蒼い叫びは　寂静の空に響いて詩を裂く
きっと君は　その先にある
忘却に曇ったガラスのような瞳から
まだ願っていたんだ
名も知らない誰かの笑顔を

僕に届いた　幼げな手紙
あの頃は　非凡なストーリー抱いて
下らない安息さ　出会うべき場所で
君の影は少しずつ欠けていた

何処を目指してもモノクロに染まってく愛しいはずの憧憬
それは手にしたいと願う自分すら旋律を縛ってく為に
乾いてく小さな手　拒みながらそっと握った

見つけてみたい　未来を約束して
醜くも華やいだ　希望の明日を
淡い涙は　空前の夢を反して零れてく
きっと僕が選ぼうとしてた
答えさえ　無重力のような嘘に曝され
まだ足掻き続く　掛け替えのない虚空を誘って

たとえ離れても　この宇宙のどこかに
歌声を残して　いつの日か…
「叶わないだろう？」「それでも良い」
君を想えるように

連れて行って　遠くに見える
鮮やかに輝いた　憂色の惑星へ
蒼い叫びは　寂静の空に響いて詩を裂く
きっと僕らは　その先にある
描きかけ終わらない　何かの形のまま
今　繋ごうとしている
名も知らなくていい君の奇跡を